はちみつかいの新年会

ずいぶんと遅くなってしまいましたが、明けましておめでとうございます。

今年も福島の皆さんを始め、たくさんの方とつながれる一年になるとよいな、と願っております。

 

さてさて、先日は「はちみつ新年会」でした。

今回、スペシャルゲストに三瓶さんをお迎えし、故郷である富岡町「麓山の火祭り」の貴重な映像と、お話を聞かせていただきました。

とっても明るい部分、人がどんどん周りに集まってきそうな雰囲気と、同時に、震災によってできた深い傷を、抱え続けていらっしゃるのだな、と感じさせられました。

 

三瓶さんは、富岡町に古くから伝わる「麓山(はやま)の火祭り」の、氏子総代を40年間務めて来られた方です。

このお祭りは、福島の無形文化財にも指定され、古くは江戸時代から、東日本大震災で住民の方々が離れ離れになってしまうまで、欠かさず続けられてきた、神事です。

山の神様を、お祭りします。

(「麓山の火祭り」で検索すると、色々出てきます)

 

今回、お祭りの様子を映像で見せていただけるということで、みんなで楽しみにしていました。

予想よりも、もっと素敵でした。

何か月も前から、松明(たいまつ)、盆踊りのための太鼓や笛の練習もして、いざ本番。

男の人たちが、火のついた、背丈より大きな松明を担いで、奥の院まで山を登って降りてきます。

迫力もあり、神秘的でもありました。

映像を見るだけでも、伝わるものが沢山ありました。

 

地域の人たちは、一年に一度のこのお祭りを「お祭りが終わった日から楽しみにしていた」そうです(三瓶さん談)。

小さい子は、こんな大人の背中をみて、憧れるだろうな…

 

みんなとても感動して、その後、このお祭りはもう失われてしまったんだと、気づきました。みんな新年早々、泣いてしまいました。

私たちでも辛いのだから、三瓶さんを始めとした地域の方の苦しみは、いかばかりでしょう。

 

戦争の時にさえ、途切れることはなかったそうです。

山の神様へのお祭りなので、ほかの場所で代わりにやることもできない(試みはあったそうです)。やるなら同じ場所でしか、ない。

「山は動かせねえからよぅ!」、三瓶さんのお言葉でした。

 

これだけの傷を負った人と、今年も向き合ってゆくのだと、身の引き締まる思いでした。

 

三瓶さんとは、これからもどんどんつながってゆけたら、なんて思っています。もうね、歌はうまいは太鼓叩くは、何でもつくるは、引き出し数ハンパないです!驚愕。

これからも、お付き合いよろしくお願いします!

 

追伸…2次会お酒&お話→3次会カラオケスナックで横山さんやよーちゃんの美声を聞いてきましたよ!さといもドラム久々に披露しちゃいましたよ!(ヨッパライ)三瓶さんは、歌だろうが踊りだろうが、何でもできて、さすが!弟子になりたいです!